といった疑問にお答えします。
この記事を書いている人物
企業で働きながら独学で勉強し、大学職員の試験に合格して転職
大学職員として職員の採用試験に関する業務を担当
大学の職員になるためには?
大学の職員になるためには「国立大学法人等職員採用試験」を受けて合格する必要があります。
国立大学法人等職員採用試験は、7つの地区で実施される1次試験と各大学で行われる2次試験があります。
7つの地区とは「北海道地区」「東北地区」「関東甲信越地区」「東海・北陸地区」「近畿地区」「中国・四国地区」「九州地区」であり、複数の地区を併願できないようになっています。
また、2次試験を受けるためには、その大学がある地区の1次試験を合格する必要があります。
つまり、北海道大学の職員になるためには「北海道地区」の1次試験を、東京大学の職員になるためには「関東甲信越地区」の1次試験を受ける必要があります。
大学の職員になるための流れは以下のとおりです。
- 会員登録
- 受験申込(5月中旬~下旬)
- 第1次試験(7月上旬)
- 第2次試験(各大学の日程に従う)
- 採用
採用試験の内容
1次試験
受験したい大学がある地区の1次試験に申し込んで受験をします。
試験の内容は以下の通りです。
試験種別・時間 | 出題数 | 試験内容 |
教養試験 <120分> |
40問 <多岐選択式> |
一般知識:20問 ※社会(7問)人文(7問)自然(6問) |
一般知能:20問 ※文章理解(7問)判断推理(8問)数的推理及び資料解釈(5問) |
2次試験
2次試験は各大学で実施され、内容は大学によって異なります。
(代表的な試験内容)
試験項目 | 試験時間 | 試験内容 |
面接 | 15分~30分 | 複数の面接官からの質問に答える |
集団討論 | 30分~60分 | 試験当日、または事前にテーマが出され、討論を行う |
採用試験の倍率
採用試験の倍率は以下の通りです。
(1次試験)
地区 | 2018年度 | 2019年度 |
北海道 | 2.6倍
1313→504 |
2.5倍
1285→509 |
東北 | 3.8倍
2317→617 |
3.3倍
2025→611 |
関東甲信越 | 6.9倍
10435→1516 |
4.1倍
9447→1538 |
東海・北陸 | 2.5倍
3452→1404 |
2.8倍
3409→1222 |
近畿 | 5.2倍
4355→838 |
4.4倍
3510→792 |
中国・四国 | 2.4倍
2795→1304 |
2.4倍
2713→1108 |
九州 | 3.5倍
5525→1591 |
3.8倍
5240→1378 |
2次試験は各大学で行われるため、正式なデータはありませんが、3倍~10倍程度です。
そのため、1次試験の倍率と合わせると、どの大学でも倍率は10倍以上になります。
最後に
大学職員は人気の職業であり、採用試験の倍率は少し高めですが、それゆえに仕事とプライベートを両立することができます。
国立大学法人等職員採用試験は、高卒以上の30歳までの人であれば、誰でも受験ができます。
今の職場に不安・不満をお持ちの方はダメもとで受験してみることをおすすめします。
また、このブログでは試験の勉強方法等も紹介をしていきますので、あわせてごらんください。
この記事が参考になれば幸いです。