この記事は資産運用の仕組みから始め方までがわかる内容となっています。
そんな悩みを持っている方もこの記事を読めば、資産運用のリスクと対処方法を知ることができます。
もちろん、おすすめの資産運用の初め方についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
資産運用とは?
資産運用とは、株式や債券などの資産を使って、持っているお金を増やす方法です。
お金が増える仕組みは大きく分けて2種類あります。
- キャピタルゲイン
- インカムゲイン
それぞれについて解説します。
キャピタルゲイン
1つ目はキャピタルゲインです。
例えば、100万円で購入したものを105万円で売ることができれば、5万円の儲けになります。
インカムゲイン
2つ目はインカムゲインです。
わかりやすい例は、アパートなどの家賃収入です。
キャピタルゲインと違って、資産を売らずに持っているとお金が稼げます。
ちなみに、銀行にお金を預ける預貯金もお金が増える(利子がある)ので資産運用の1つです。
なんで資産運用をするの?
銀行にお金を預けているだけではだめなの?
資産運用をした方がいい理由は次の2つです。
- 将来のお金を増やすため
- インフレに備えるため
将来持っているお金を増やす
資産運用をすると、将来のお金はどれぐらい増えるの?
仮に年利5%、月5万円を30年続けた場合の資産は以下のようになります。
元本1,800万円が4,161万円になります。
つまり、「資産運用をしている人」と「資産運用をしていない人」では、30年後に2,361万円の差が発生します。
年利5%は、そこまで高い数字ではありません。
例えば全世界の半分を占めるアメリカの株は年率7%~10%で成長してきたといわれています。
利益に対しする税金を引いても5%は超えています。
それは、複利効果があるからです。
長く運用するほど複利の効果は大きくなります。
これが、「資産運用を若いうちから始めたほうがいい」と言われる理由です。
インフレに備える
インフレになると、いままで買えていたものが同じ値段で買えなくなります。
日本に住んでいると、あまり実感はありませんが、世界ではインフレが進んでいます。
- スマホやパソコンが高くなった
- お菓子の量が減っている
こういったことを思ったことはありませんか?
これらは、海外の電子部品、食料の値段が上がったことによって発生しています。
また、日銀は物価が安定する状態をインフレ率 年2%と言っています。
だから、資産運用が必要なの?
さきほど紹介したように、資産運用で年利5%というのはそこまで高い値ではありません。
インフレ率が年2%であれば資産運用の5%でカバーできます。
銀行の預貯金による利子は高くて0.2%なので全然足りません。
全財産をすべて投資する必要はありませんが、資産運用をしないとインフレに対応できなくなります。
資産運用のリスクと対処方法
リスクとその対処方法を教えてほしい。
リスクと聞くと危険と思う人が多いと思いますが、資産運用でのリスクは価格の変動する幅のことを意味します。
資産運用のリスクとは?
つまり「リスクが高い=悪い」というわけではありません。
「大きく稼げる可能性があるが、それと同じぐらい大きく損をする可能性がある」ということです。
また、資産運用の種類によってリスクの高低があり、図で表すと以下のようになります。
将来的にいくらお金が必要でいくらまで投資ができるかによって、選択する資産運用が変わります。
また、どの資産運用を選んでも、その世界には「プロ」が存在します。
そういった方がほとんどですので、初心者におすすめなリスクの取り方を紹介します。
適正なリスクの取り方
例えば、リスクの高い仮想通貨では、1日で資産が10倍になることもあれば、逆に10分の1になることもあります。
これでは、資産運用ではなくてギャンブルです。
そこで、以下の2つを実践して、適正なリスクを取ります。
- 分散投資
- 長期の積立投資
それぞれについて解説します。
分散投資
分散投資のメリットは以下のとおりです。
分散投資のメリット
- ある国で災害が起こっても、影響を小さくできる。
- ある企業が倒産しても、影響を小さくできる。
- ある通貨の価値が下がったても、影響を小さくできる。
最近は、地震、台風、ハリケーンなど世界中で災害が起こっています。
また、コロナウイルスの感染拡大により、観光業に影響がありました。
予想外のことに備えるため、分散して投資をすることは、とても重要なことです。
長期の積立投資
積立投資のメリットは以下のとおりです。
分散投資のメリット
- 毎月定額で積み立てるので、売買のタイミングを気にしなくていい。
投資をしていると
「あの時に買っておけばよかった」
「なんで、あの値段で買ってしまったんだろう。。。」
と思うことが、とても多くあります。
積立投資のメリットは、そういった感情を切り離して、
価格が安いときに多く購入。
価格が高いときは少なめに購入。
ということができます。
また、長期で投資をすることによって、より多くのチャンスがうまれます。
さらに、前半でも説明したように、長期で投資をすると、その分複利効果を得ることができます。
長期の積立投資は、初心者でもプロと同じ成果を出すことができる投資方法です。
おすすめの資産運用
筆者が実際に行っているおすすめの資産運用を3つ紹介します。
投資信託
投資信託に積立投資をすれば、「分散投資」「長期の積立投資」が可能です。
初心者でもプロ並の成果を得ることができるのでおすすめです。
また、投資信託はつみたてNISAやiDecoを使うことができます。
国が認めた制度で大きな節税効果があります。
IPO投資
IPOは購入した価格よりも公開後の初値のほうが高くなる傾向があります。
1回の当選で数万円~数十万円の利益を得ることができます。
もちろんすべてのIPOが必ず上がるわけではありませんが、IPOの初値予想をまとめたサイトもあります。
それらのサイトを参考にすれば、あがるIPOがわかるので、損をすることはほとんどありません。
また、当選しなかった場合はお金が戻ってくるので、初心者でも安心して投資をすることができます。
高配当株投資
企業の経営状況を調べて購入する必要があるため、さきほど紹介した、投資信託とIPO投資に比べると少し難易度が上がります。
わざわざ、高配当株を買わなくても投資信託をしていればいいんじゃないの?
高配当株の一番のメリットは、お金が入ってくるのが目に見える点です。
投資信託は、基本的に利益は勝手に再投資されるため、投資信託を売るまでお金を引き出すことができません。
それに対して、高配当株投資であれば、株を売らなくても通帳にお金が入金されます。
投資信託では物足りない方にはおすすめの投資方法です。
まとめ
資産運用について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事の内容をまとめると以下のとおりです。
まとめ
- 資産運用とは、お金にお金を生んでもらう方法である
- 資産運用をしている人としていない人では将来のお金に差がでる
- 資産運用を早くはじめると、その分複利効果でお金が増える
- 分散投資、長期の積立投資をすれば、プロ並みの成果が出せる
- 初心者は投資信託がおすすめ
この記事が資産運用を始めるきっかけになってくれると幸いです。
Q & A(おさらい)
Question ①
資産運用ってなに?
Answer ①
資産運用とは、株式や債券などの資産を使って、持っているお金を増やす方法のことです。
⇒ 詳しくはこちら
Question ②
なんで資産運用をするの?
Answer ②
資産運用をしている人としていない人では、将来のお金に差が出るからです。
⇒ 詳しくはこちら
Question ③
リスクが怖い。対処方法ってあるの?
Answer ③
Question ④
おすすめの資産運用ってあるの?
Answer ④
筆者は投資信託、IPO投資、高配当株投資をおすすめしています。
⇒ 詳しくはこちら