といった疑問にお答えします。
この記事を書いている人物
過去に4つの職場を経験し、国立大学の職員に転職。
職員の人事や学生指導の業務を経験。
大学職員って大変?
大学職員は全体的にみると大変ではありません。
もちろん、大変な部署もありますが、基本的には2~3年で部署を異動し、多くの業務を学ぶ傾向があります。そのため、ずっと大変な部署にいるということはありません。
また、学生の体調面を管理する保険管理センターなどがあり、職員もカウンセラーへの相談ができます。
さらに、年間休日は130日以上、年次休暇はもちろんのこと、産休・育休も取りやすい職場であり、仕事環境としては恵まれています。
大学職員のメリット・デメリット
メリット
共済年金に加入できる
国立大学は法人化されていますので公務員ではありませんが、共済年金に加入することができます。
そのため、公務員と同様の年金を受け取ることができます。
仕事を休みやすい
これは前章でも紹介したように、大学職員は部署の異動が早いため、複数の職員で協力して業務を行ったり、マニュアルがしっかりと作りこまれています。
そのため、急に職員が休んでも業務への影響が少なくなるようになっており、お互いに休みを取りやすい環境になっています。
収入が安定している
国立大学の職員は公務員ではありませんが、給料体系はほぼ公務員と同じです。
そのため、国が公務員の給料を上げると、大学の職員の給料も上がるようになっています。
もちろん、大企業に比べると少ないですが、倒産やクビの心配がなく、安定した収入を得ることができます。
デメリット
スキルが身につかない
大学職員の業務はいわゆる事務仕事です。
そのため、「IT企業でプログラミングスキル」、「製造業で電子回路の知識」といった専門的なスキルは身に付けることはできません。(逆にそのようなスキルを身に付けてから職員になると、周りの人から頼りにされます)
副業ができない
これは大学にもよりますが、基本的な規則が公務員時代から引き継がれているため、副業が禁止となっていることが多いです。(大学側に申請して認められれば副業は可能です)
なお、大学職員は公務員ではないため民間企業とお
大学職員をおすすめする人
大学職員は以下の人に向いています。
プライベートを充実させたい人
産休、育休をとって長く勤めたい人
無理のない生活を送りたい人にはもってこいの職業です。
国立大学の職員になるためには
国立大学の職員になるためには、大きく分けて2つの方法があります。
1.国立大学法人等職員採用試験を受ける
これが一般的な職員のなり方です。
全国7か所で行われる共通の1次試験と、1次試験合格後に行われる各大学の試験を受ける方法です。
以下の記事で採用試験について解説していますので、参考にしてください。
2.大学独自の採用試験を受ける
大学によっては「1.国立大学法人等職員採用試験」とは別に大学独自の試験を行っています。
例えばその大学の卒業生向けや、社会人経験がある人向けの試験です。
詳細は各大学の採用ページにのっていますのでそちらをご確認ください。
最後に
大学職員は仕事とプライベートを両立できる仕事です。
そのため、大学職員は人気の職業であり、採用試験の倍率は少し高めです。
ですが、しっかりと計画を立て、試験勉強をすることで合格をすることができます。
30歳までであれば何度でも試験を受けることができますので、今の職場に不安・不満を抱えている人、悩んでいる人は一度試験を受けてみることをおすすめします。
この記事が参考になればうれしいです。