転職を考えている方の中には
「良い転職先が見つからない」
「転職で失敗したくない」
といったお悩みを抱えている方がおられると思います。
そこで、私が過去に行った4回の転職活動の経験から得られた知識をもとに「失敗しない転職先の探し方」についてお話しします。
自分の求める条件を整理する
あなたの考える良い転職先とは?
あなたは「良い転職先」と聞いて、どのような職場をイメージしますか?
① 給料が高い
② スキルが身につく
③ 残業がない
④ 休みが多い
のようなことを思われるのではないでしょうか。
ですが、実際には①~④をすべて満たす職場は、ほぼありません。
なぜなら、「①給料が高い」「②スキルが身につく」を求めるのであれば、残業や休日出勤は少なからず発生します。
また、逆も同様に、休みが多くて給料が高い職場は、ほぼありません。そういった職場はそもそも中途採用など行いません。
つまり、転職をする際の「良い職場(転職先)」とは、自分にとってどうしても譲れない条件を満たしてくれる職場のことをというのではないでしょうか。
まずは、この認識を改める必要があります。
あなたの求める条件を考えてみましょう。
ここからは自分が「何を求めているのか?」について考えていきましょう。
まず、現職場を思い浮かべたときに、あなたが転職をしたいと思う理由は何でしょうか?
- 残業が多い(残業しても給料が出ない)
- 給料が上がらない。
- 休みがない
- 企業の今後が不安
- 通勤が大変
転職を考えているのであれば、きっと、あなたが転職をしたいと思ったきっかけがあるはずです。まずは、その理由の反対の条件を第一条件としましょう。(「休みがない」ならば「完全週休2日制」を求めましょう)
次に、現職場でよかったと思える条件についても考えてみましょう。
ちなみに私は、給料の低さが理由で民間企業から公務員に転職をしたことがあります。しかし、予定通り給料は上がったものの、毎日単純作業(書類の印刷など)の繰り返しで、スキルが全く向上せず、結局、つまらなくなって民間企業に再度転職をしたことがあります。
こうならないためにも、現職場でよかったと思える条件を第二条件としましょう。
最後にこれまでになかった条件を第三条件としましょう。
以上により、あなたが求める条件を設定することができます。
私の経験を例にあげるとこんな感じです。
- 現職場は給料が安い ⇒ 給料が高くなる(第一条件)
- 現職場はスキルアップができる(第二条件)
- 副業が許されている(第三条件-1)
- 現職場と同じ職種(エンジニア)(第三条件-2)
第一条件、第二条件、第三条件のいずれかを2つ設定しても問題ありませんが、条件は多くても全部で4つまでにしましょう。
他にも付け加えたい条件があるかもしれませんが、これ以上増やすと転職先が見つからなくなります。まずは4つまでの条件で検索をしてみましょう。そして、4つ条件に当てはまった企業の情報を確認し、その中から希望する転職先を見つけましょう。
どういった企業があるのかを実際に探してみる
あなたの求める条件がきまったら、実際に企業を探してみましょう。
公務員系の職場に転職をしたい場合
県庁や市役所等のホームページを確認しましょう。公務員ではありませんが、大学法人などの元公務員系の職場もありますので、興味のある方は調べてみてください。
民間企業に転職をしたい場合
転職サイトを使用しましょう。転職サイトはサイトによって掲載している情報が違うことがありますので、3社程度使用するのがいいでしょう。
私は「マイナビエージェント」をメインで使用していましたが、たまに「リクルートエージェント」、「エン転職」の情報と比較をしていました。
最後に
転職はとても勇気がいります。
「失敗して今より大変になったらどうしよう」
と思うのが普通です。
でも、失敗してもいいじゃないですか。転職は何回でもできます。
まずは動き始めてみてください。
今回の記事が転職のきっかけになってくれたらうれしいです。